インド占星術における太陽
インド占星術の太陽とは
吉星 凶星での区別で言いますと
吉星 木星 金星 水星 月（明るい月）
凶星 土星 火星 ラーフ ケートゥ 太陽
となり 太陽は弱い凶星扱いとなります コンバストといって太陽に近い惑星は太陽の熱に焼かれてその力が発揮できません
しかしながら
ラグナ（アセンダント） 月 太陽 というのは３つの重要なラグナでもあり 太陽が強くなければ 健康面や仕事面で強いとは言えません
矛盾しますが 太陽は凶星だから弱かったらいいということではありません
太陽の象意
健康の表示体
父親 役所 政府 地位 議席 玉座 スポットライト 舞台
別離 尊厳 名誉 名声
目 免疫 活力 熱 エネルギー
赤 ルビー サフラン 金
太陽とこの惑星が絡むと
月
月とコンジャンクトしてたら 新月の前後ということです
逆に対極に月があった時は満月です この違いは特にメンタルの状況で大きいです
水星
水星は太陽の近くにいつもあります コンジャクトまたはハウスはひとつ違いになりアスペクト組みません
太陽と水星のコンジャンクトは ブッダアディッチャヨーガという 頭脳明晰 高い計算能力 の意味になります
ただし品位が大事で 悪い場合は勉強嫌いの方も多くいらっしゃいます
金星
金星は恋愛 結婚の惑星ですので これに別離を意味する太陽が絡んでいるのはなんだか残念です 大失恋を1回は経験するでしょう
火星
両方とも男性的で積極的な惑星なので この二つの惑星が絡むとちょっと熱すぎる？かなとも思います 例えばこれが牡羊座でコンジャンクトしている場合 太陽は高揚してイケイケで火星もムーラトリコーナで強いので ちょっとパワー強すぎて怒りやすくもなり 周りは大変かもしれませんね
木星
太陽と木星がコンジャンクトするは ラージラクシャンヨーガという良いヨガになります 気品や良き指導者という意味合いになります
土星
太陽は土星と仲が悪いですので このコンビネーションは緊張をもたらします
例えば １－７軸でこの惑星が相互アスペクトしていると対人関係での摩擦があるかもしれません
また上司や目上の方 役所との関係に要注意です
ラーフ
太陽が強いとリーダーシップを発揮します それにラーフが絡むことで怒りやすく 傲慢になりがち
ケートゥ
上役や役所との関係がうまくいかない
その他太陽のヨーガ色々あります
太陽のある星座を1ハウスとみて 2ハウス12ハウスに惑星が在住している場合
ヨーガを形成します
ヴェシーヨーガ 太陽から2ハウスに惑星がある場合
太陽から数えて2ハウスに月 ラーフ ケートゥを除く惑星がある場合
吉星の場合 話がうまく 裕福で 敵を打ち負かす 親切
凶星の場合 金銭的に困窮 付き合う人に要注意などの意味があります
ヴォシーヨーガ 太陽から12ハウスに惑星がある場合
太陽から数えて１２ハウスに月 ラーフ ケートゥを除く惑星がある場合
吉星の場合 知的で教養があり裕福
凶星の場合 知性が低い
ウバチャリヨーガ 太陽から2ハウスと12ハウスに惑星がある場合
太陽から数えた２ハウスと１2ハウス月 ラーフ ケートゥを除く惑星がある場合
吉星の場合 シューバカルタリとなり バランスとれた外見 見目麗しく 健康で裕福
凶星の場合パーパカルタリとなり 病弱で金銭的にも困窮といういうような意味があります
カルタリとは挟むという意味で シューバは吉星に太陽が挟まれて良いヨーガです
パーパは凶星に挟まれて悪いヨーガです
太陽が在住したら良いハウスと悪いハウス
太陽は凶星ですので ウパチャヤハウスといわれる３ ６ 10 11ハウスにあるのは望ましいでしょう
10ハウスにあると 方角の強さも得て強くなります
健康 富 地位といった良いことが期待できます
他の惑星のアスペクト等にもよりますが 8ハウスに在住するのは父親との問題やご自身の健康問題が懸念されます
2ハウスにあると目 視力の問題など
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